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(どんな本なのか)
2025年2月21日、歌手野口五郎さんの自伝「僕は何者」が発売されました。
この本は、五郎さんが生まれてから現在までの軌跡が書かれています。
全部で10章から構成されており、それぞれ下記の題名がついております。
第一章 幼少期
第二章 糸口を、掴む
第三章 デビュー前の挫折
第四章 デビューの光と影
第五章 爆発
第六章 初の一位、「新御三家」
第七章 アメリカへ、新たな想い
第八章 失望、イップス
第九章 芸能界の仲間たちと
第十章 豊かさを、追い求めて

アマチュア時代、デビューしてからまもないころのエピソードが多めとなっています。
(購入したきっかけ、感想)
歌手だけにとどまらず、俳優としてドラマや舞台へ出演、ギターを始め、ドラムなど様々な楽器を弾きこなし、レコーディングも自宅スタジオで行うことが出来、音の研究者でもある…。
そんな多才な五郎さんのことをもっと知りたいと思ったからです。
今までテレビやブログなどで語られたエピソードもありますが、時系列で詳細にまとまっているので嬉しいです。
この本を読んで印象的だったのは以下の3点です。
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幼少期から才能を開花させる
3歳の頃、町内会ののど自慢大会で歌を披露し、拍手喝采を得ました。
楽器についても、保育園児の時にウクレレ、小学生になるとギターを弾き始めています。
私はウクレレだけでも結構大変ですよ(汗)
小学生の時のど自慢大会へ出場し、優勝します。その後「のど自慢荒らし」と呼ばれるようになります。
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家族の支えが凄い
中学2年生の時に、歌手を目指し上京することを決意します。成人していれば一人でも上京できますが、未成年なので親と一緒に行くことになります。
お父様は地方公務員で地元に残らなければいけないため、お母様と一緒に上京しました。
周囲からは、高校を卒業してからでもいいのではないかという声や、地元で上手くても全国区でやっていけるかはわからないという声もあったということです。
実は、両親とも歌が上手く、地元でアマチュア歌手として活動していたそうです。
お父様はプロを志望しコンテストに参加したものの、残念ながらデビュー出来ず、お母様も両親の反対でデビュー出来なかったとのこと。
そのこともあって、息子に夢を託したというのもあったのだと思います。
成功するかどうかわからないけれど、それでも夢のために決意した五郎さんとご家族は凄いです。デビュー前、お父様が上京して岐阜に帰る時、五郎さんはあまりの辛さにお父様を追いかけたそうです。でも、お父様は振り返らなかったのだそうです。
振り返ったら、息子のためにならないと堪えていたのでしょう。
お兄様(佐藤寛氏)は、作曲家、プロデューサーとして五郎さんの音楽活動を支え続けています。大ヒット曲「私鉄沿線」はお兄様が作曲されています。
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時代背景や人気であるが故の葛藤
70年代にロンドン、ロサンゼルス、ニューヨークなど海外でのレコーディングを経験します。ブリティッシュロックやR&Bなど洋楽志向であったため、本場の超一流ミュージシャンとの経験はかけがえのないものとなります。
しかし、事務所はそのような路線ではなくて、もう少し落ち着いた歌謡曲を歌ってほしいとの思惑があり葛藤するようになります。
今、海外レコーディングで作られたアルバム曲は、シティポップと言われて再評価されていますが、当時はあまりにも先を行き過ぎていて世間一般にはあまり理解されなかった面もあったのではと思います。

五郎さんは25歳になったらアメリカに行きたいという夢を持っていました。
でもそれが叶わず、日本で活動することになって目標を見失っていた時期もあったそうです。
本人がやりたいと思っても、ファンや関係者にとっては複雑だなあと思います。
そのほか、音楽配信サービスの開発、奥様やお子さんのこと、芸能界の仲間のことなど様々なエピソードが書かれております。
分量は多いですが、写真も付いていますし、文字も大きめで読みやすかったです。
野口五郎さんに少しでも興味のある人は是非読んでみてください。